店主の日記/2011-08-01
カメラ修理・ヤシカLYNX-1000 その2
ヤシカLYNX-1000のカメラ修理が完了しました。
シャッターBの時の動作不良はシャッターユニット内のバネが外れかけていたため戻りが悪いことに起因していました。外れかけのバネというのは一番わかりにくく、厄介です。
メーター不良はメーターの交換とセレン光電池の交換で直りましたが、セレン光電池がありませんでした。そこで、小型の太陽電池をセレンの代わりに入れ、カメラ修理しました。この改造工作に時間が掛かりましたが、外観からはその改造はわからないようにしてあります。
この機種は鏡筒内に抵抗体が塗ってあるリングがありました。ここに絞りリング(シャッターリングと連れ回りするようにもなっている)のブラシがあたって電気抵抗を変え、光量に合わせた適正露出を撮影者がメーター表示を見て設定するようになっていました。
これまでにカメラ修理してきたものは、光量を電気量に変換し、更にメーターの振り量に変換、その位置で適正露出を機械的に決める方式のが多かったです。キャノネットQL17もそうです。
退屈なカメラ修理の話はこのへんにします。ところでこのカメラのレトロな風格がとても気に入ってしまいました。年齢は店主と同じです(笑)
二眼レフほど見た目の押しが強くないですが、レトロな風格で操作も簡単、カメラ女子にお勧めです。
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