店主の日記/2011-10-07
カメラ修理・キャノンFT その2
カメラ修理は無事終了しました。きれいな写真が撮れると思います。
レンズを付けての外観画像です。レンズは50mm,F1.8の標準レンズでFXと同じFLマウントです。先日、師匠たぬきのところで譲ってもらった当店工房のテスト用です。こんなに早く出番が来るとは思っていませんでした(笑)
このカメラは測光とセルフタイマーが同じレバーで共用されていますので矢印を付けて説明しておきます。
黄色の矢印方向にレバーを倒すと絞りが絞られ、またファインダー内のメーター針が動きます。じわじわと安定しますのでファインダー内の丸印の所に来ることを確認して適正露出とします。またこの測光時、レバーを固定したい(レバーは指を離すと元にもどるため)場合は下の丸ノブを水色の矢印の方向に動かすとレバーロックできます。解除は反対方向に動かします。
このレバーを赤の矢印方向に動かす(回す)とセルフタイマーです。
上から見ます。フィルム巻き戻しノブと同軸についているノブはバッテリーのチェックスイッチです。矢印の方向に指で倒します。指を離すと元に戻ります。残量OKか否かはファインダー内の露出用メーター針が丸印のところに来ているかで確認します。電池はバルタを使っていますが、露出もバッテリーチェックもこの電池の電圧に調整してあります。
フィルム巻き戻しノブを引き上げると、バッテリーチェックの作動条件が書いてあります。シャッタースピードダイヤルが「X」のところで、フィルム感度が「ASA100」です。
最後にファインダー内の画像です。右下の細い棒がメーター針で、小さな中抜きの丸印が露出及びバッテリーの適正値位置です。
季節も良くなってきました。存分に撮影が楽しめそうです。
ところで今日はいつもブログに使ってるデジカメが電池切れでしたので携帯電話のカメラをつかいましたが、6年前のデジカメよりきれいに撮れているみたいでやや脱力感に見舞われました。画素数は同じですし。。。もちろん、フィルムの持つ絵の味とは別の話ですが。
修理したカメラを皆さんにより良く見てもらうにはデジカメをもう少しいいヤツにしないといけないかもしれませんね。
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