memo/2012-05-11
コストがかかってる
オリンパスM-1のカメラ修理では巻上げレバーの指当ての樹脂が例外なくボロボロになっている。多分樹脂素材があまり良くなかったのだろう。
これはB級良品と交換するのだが、ご覧のように後のOM-1とは部品の作りが違っている。M-1のものはアルミ製のレバーに二面幅の鋼製部品をネジ3本で止めている。一方、OM-1はレバーにそのまま2面幅加工し、直接軸の端面に当たる所に薄い二面幅のワッシャが入るようになっている。どう見てもM-1の方がコストがかかった部品だ。
カメラ修理に当たってはこのオリジナルの部品にこだわらず交換している。どちらを使っても機能は変わらないし、見える所ではないためだからである。お客様のカメラの場合、交換した部品もお返ししている。
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