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memo/2012-08-18

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Tag: カメラ修理 キャノン FTb

CdSセルがダメか?

カメラ修理・キャノンFTb

大きく問題の無いキャノンFTbのカメラ修理は順調に進む。オーナーが今回修理に持ち込まれたのは子供(お孫さんか?)弄って巻上げも出来なくなってしまったと言う事だったが解決し、露出調整に掛かる。電池はバルタが入れられており、今後もバルタを使われると思われるのでバルタの1.5Vの電圧に合わせる形で調整を始めるが、まったく調整が出来ない。明るいところ(夏の昼間ぐらい)ではよいが、それ以下ではメーターの針がストンと落ちてしまう。

疑うのはCdSセル(硫化カドミウムのセンサー)となる。せっかくスクリーンの清掃も終わり元に戻したところでのトラブルにため息が出る。FTbはペンタックスやオリンパスの一眼レフとは違い、CdSセルが接眼レンズ横に配置されていない。スクリーン上側のコンデンサーレンズが厚く、ハーフミラーになっており、ここで測光しているのである。B級品と交換して確認する作業を始める。手持ちの部品取りのカメラもバラすから2倍の作業となった。

画像の矢印のところがCdSセルで、コンデンサーレンズを外さなくても交換はできそうだが、やりにくいのでバラした。



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