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店主の日記/2011-07-01

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Tag: カメラ修理 ミノルタ SR7

ミノルタSR-7 その2

ペンタックスがリコーに吸収合併されるというニュースでネットがにぎやかです。今度は「リコー・ペンタックス」とはならない新会社を設立する様ですが。

Kマウントつながり? …でも、いずれはそれぞれの個性が消えていくのでしょうね。PENTAXのブランドは残るのでしょうか?

で、コニカ・ミノルタのむかしカメラ、SR-7の続きです。



カメラ修理・ミノルタSR-7
この位置から見れば、SR-1と全く同じように見えます。右側に丸い窓がついてます。マウントの横についているのはミラーアップ用のノブです。押し込んで前に倒すとミラーがアップします。普通の撮影ではまず使いませんが。



カメラ修理・ミノルタSR-7
右側です。これは測光用のcdsの窓です。



カメラ修理・ミノルタSR-7
ここから見てもSR-1と同じです。大好きな造形です。



カメラ修理・ミノルタSR-7
シャッターダイヤルにはフィルム感度セットも追加されてます。フィルム感度はダイヤルを摘んで上に引き上げて回転させ、セットします。ASA8〜3200まで調整できます。このダイヤルはメーターに糸掛けで連動しています。メーター感度を電気的に変化させるのではなく、メーターの目盛りを機械的に移動するようになっています。



カメラ修理・ミノルタSR-7
メーターの部分です。ここに表示された絞り値で、撮影者がレンズの絞りを合わせます。撮影者がレンズの絞りを変えるとメーターが適正値かどうかを表示するのではありません。もちろん、ファインダー内には何の表示もありません。
メーターを内蔵したため、シンメトリックなデザインは無くなってしまっていますが、仕方ありませんね。



カメラ修理・ミノルタSR-7
このカメラにはアクセサリーシューがついてました。アイピースと共締めになっています。
左側はメーター感度の切替ボタンです。シャッタースピードを落とす(暗いところでの撮影などで)と、メーターの目盛りの数字がない所を指針が示すようになってしまいます。この時、このボタンを押すとメーターの上半分の黒いマスク部分が下に下がって上半分の目盛りに切り替わり、同時にcdsの絞りが開いて感度も変わります。
全て機械的なもので、機械設計者と電気設計者がはっきり分かれていた時代の機械設計者の(変な)意地みたいなものも感じます(笑)



カメラ修理・ミノルタSR-7
アンダーカバー側です。左からフィルム巻き戻しのリリースボタン、電池ボックスのフタ、三脚穴、メータースイッチとなっています。
電池はMR9のサイズですのでバルタの1.5Vを入れましたが、メーター感度は調整無しでもいい所に来ていました。通常は2段ぐらい違ってきます。メーターのスイッチがついているとことから、これは後期型のようです。当初はスイッチが無かったそうです。

その内試写してみます。写りはSR-1と同じでしょう。



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