店主の日記/2011-07-05
カメラ修理・オリンパスTrip35 その2
昨日の続きです。
まず、トップカバーを外した所を大きめにお見せします。オリンパスペンEEシリーズもそうですが、メーターはカバーの中なのでみえません。どんな動きをしているのかというと、
1)ペンEEと同様、レンズの周りのセレン光電池で出来た電気で光の強さに応じてメーターを振らせます。メーターの針は中央に見える銅色の細いものです。画像では光の強さに応じて上方向から下へ振れます。
2)シャッターを押すと針の前側の2段になったのこぎり歯が上がってきて、ネジ止めされた真鍮板とで針を挟み込みます。
3)のこぎり歯は挟み込んだ位置以上には上に上がらないので、この値が機械的に絞りの開度となるよう設計されています。
4)また、見にくいですがのこぎり歯の横にもう一枚の2段の板があって画像上側がシャッタースピード1/30、下が1/250を決定します。
5)メーターが振れない時(暗い時)はのこぎり歯、他の板が空振り?して針を挟めず、このときにファインダー内に赤ベロが出るようになっています。
難しいことはカメラがやってくれますから、人間は撮ることに集中しましょう。だからメーターがみえないようにしてあるのかも知れませんね。テレビの仕組みは知らなくても番組はたのしめます。同じです。
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