店主の日記/2011-10-13
カメラ修理・オリンパス35DC
オリンパス35DCのカメラ修理を承りました。コンパクトなレンジファインダー機です。ケースやフード等、フルセットの状態でお預かりしました。よく使われたあと、随分長い間ご家庭のどこかで眠っていたものと思われます。各部点検・修理に掛かります。
この機種は電池を入れないとシャッターが切れません。電池はMR9仕様で今は製造されていませんので、同形状のバルタの電池を使用します。他にもLR44電池と電池アダプターを使う方法もあります。当店ではMR9(H-D)電池使用のカメラはお客様のご指定が無い限りバルタの電池を使用してカメラ修理します。バルタの電池は輸入品の様ですが、キタムラで手に入ります。
今回の個体は残念ながらレンズは前玉、後玉ともにカビがひどいです。後玉はフィルム室側からは外せない様なので、前板を外さないといけません。幸い、今回はレザー張り替えも同時に承りましたので、心置きなくレザーを剥がし、前板を外してレンズ後玉にアクセスしました。
後玉がやっと外れて、これからカビ取り清掃にかかります。
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