店主の日記/2011-11-14
Tag: カメラ修理 キャノン ニューキャノネットQL17
電池ボックスの腐食
キャノンのカメラなのですが機種が何かわかりますか?この状態でわかるとすごいですね。バラさないと見えないところに45.8のスタンプがありましたので昭和45年8月の製造ではないかと思います。もう40年以上も前のカメラです。大阪万博がちょうど開催されていた時のものです。店主はこの時行きましたので間違いありません(笑)
このカメラは長く使われていなかったもので、電池が入りっぱなしでした。電池の液漏れは無かった様ですが、電池ボックスの端子が錆びていました。端子を磨いて電源が来てくれれば軽修理で済んだのですが、やっぱり甘くありませんでした。ダメです。。。端子につながるコードも腐食しています。
こうなるとレンズボードごと外してコードを取り替えなければなりません。画像はやっとバラしてコードを配線し直したところです。青色のコードがそれです。元のコードはハンダ付けされているところまで腐食していました。
二子玉の修理教室の生徒さんのキャノンdemiも同じ様な腐食でした。そう言えば、このカメラも構造がdemiとよく似ています。この時代のキャノンの作り方です。
カメラの機種は明日以降のこのブログにてご紹介します。
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