店主の日記/2012-02-08
キャノンレンジファインダー機
キャノンのレンジファインダー機をお預かりして修理を始めています。先日ご紹介したキヤノンPの元になった様な機種でバルナックライカのコピーと言えばもっとはっきりわかります。が、そこにはキャノンの独自のデザインや機能も入っています。
今日はそのレンズの清掃です。標準レンズで50mm,F1.8なのですが、セレナーの名前は無く、キャノンレンズと書いてあるだけのものです。そんなにバラしにくいレンズではないのですが、フィルター取り付けネジのところが2カ所も凹んでいて前玉ユニットが外せず手間取りました。
こうした凹みは矯正して直しますが、どうしても直しキズが付いてしまいます。絞りリングの動きも固くてよくないのでバラして清掃です。多分グリスが固着してしまっているのでしょう。絞り羽根にも油分が光っています。レンズ自体にカビは無いのですが結構重傷です。
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