店主の日記/2013-07-12
Tag: カメラ修理 カールツァイス テッサー50mmF2.8
レンズ清掃
このレンズはドイツ(旧東ドイツ)のプラクチカFX2についていたテッサー50mm,F2.8です。マウントはもちろん本家ですのでM42マウントでペンタックスSP等のM42マウントに付けられるものです。
絞りの合わせ方は独特で、リングをマウント側に押し込みながら合わせます。するとシャッターを切った時カメラ側のレバーがレンズのお尻のピンを押して所定の絞り値で撮影出来ます。
ピンを押すのはペンタックスも同様ですが、このテッサーはその後、開放に復帰しません。このため、次の撮影時に開放でピントを合わせるために絞りリングを前から見て時計方向にひねって開放としますが、この時は絞りリングは押し込まないで回します。
言葉にするとわかりにくいですね。機会を見つけて画像で説明しますが、今回はこの絞りリングで開放にした後の戻りが良くないのです。
あちこち確認するうちに、絞り羽根もバラして動作を確認することにしました。世界のレンズのお手本となったテッサーは変な話ですが、大きさ以外はオリンパスペンの絞りにそっくりでした。構造的に組立にやや手間取るのも一緒でした(笑)
コメント