店主の日記/2013-12-01
試写とカメラ修理・ミノルタ AL
お知り合いのお父様から託されたカメラです。6月頃に工房にやって来たのですが、そのままとなっていました。少し時間が出来たので整備に掛かりました。
さすが写真ファンの持ち物だっただけあって、長く使われていなかった割に程度が良く、セレン光電池の露出計にも問題なく、シャッターも切れます。ファインダーくもりと距離計の二重像を合わせて、レンズのカビ取り、モルト交換等、一般的な整備だけで問題なく使えるようになりました。
またおおらかな作りで整備性も良く、しかも堅牢、これからも長く使えると思われます。
スペックはヤシカリンクス1000と似ています。リンクスが1960年、このミノルタALが1961年ですからキャッチアップモデルかも知れません。ALシリーズはこの後AL-2というモデルがあるだけで終わってしまっています。
フィルム巻上げレバーの巻上げ角度が大きく軽く、また戻りもゆっくりと戻り、これが気持ちいいです。メーターはファインダー内には有りませんのでトップカバーで確認するのみで、ここがリンクスとの違いでしょうか。また、フィルムカウンターはボトムカバー側となっています。
試写もしてみました。試写ギャラリーに有ります。こちらもご覧下さい。
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