店主の日記/2014-04-07
コニカの一眼レフ
コニカFPのカメラ修理を承りました。コニカは現在のコニカミノルタで、ミノルタも同様にカメラメーカーでした。現在はコピー機等の会社となっている様ですが、コニカはフィルムの製造もしており、カメラのデジタル化が企業をこんなに変えてしまうものかと感慨深いものがあります。
今回のカメラ修理はシャッターを切るとミラーが上がったままになり、レンズを外すと元に戻ることでした。早速動きを確認すると、どうやら絞り連動の爪の戻りが渋く、引っかかるため、最後にミラーが戻る動作が完了しないようです。更にレンズを外す時のショックでこの爪が動き、ミラーが元に戻っていました。爪を動かす機構はミラーボックスの内側にあります。おそらく注油等のカメラ修理で快調になりそうですが、その部分にアクセスするためにはミラーボックスを外さなければなりません。カメラがシンプルでもカメラ修理は何も変わりません。
思ったとおりでした。注油等のカメラ修理で快調になりました。その他もよく確認点検、ファインダーも清掃しました。快適にきれいな写真が楽しめると思います。
さて、コニカFPは1962年販売開始。シャッターはコパル社製の金属羽根縦走りユニットを使った元祖ともいえるものですが、この頃はのものはユニットが大きいせいか、同時代の1眼レフと比べボディもやや大柄です。メーターも内蔵されていませんのでシンプルで壊れにくいカメラだと思います。レンズは後のARマウントと呼ばれたものとは別物です。しかしヘキサノンの名がついたレンズは今もファンがあります。店主も個人的にこのFPを持っていますし、同じヘキサノンレンズのコニカⅢAの写りも大好きです。
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