店主の日記/2014-09-18
絞り優先AE機
久しぶりにペンタックスMEのカメラ修理をさせていただく機会に恵まれました。ペンタックスMEはオリンパスOM-1による小型1眼レフ化の流れに対応したものと言われます。また、絞り優先のAE機のため、シャッタースピードダイヤルを潔く止めてしまった機種ですが、その後のME-Superでは押しボタンによるシャッタースピード調整ができるようなっています。
撮影者が余計なことは考えないでファインダー内の絵作りに集中することができるという考え方がいいですね。それが最終的にはプログラムモードにつながり、オートフォーカスに発展して操作のことは何も考えずにきれいな写真が撮れるようになってきた訳です。こうしたことにより現在は初心者でも傑作が撮れる良い時代になったと思います。
話がそれましたが、この個体はお知り合いからもらったということで、整備にやってきたものです。あまり使用感もなく外観もきれいでした。スクリーンにわずかなゴミがあり、これを清掃するために電子基板とその配線を何本かを外し、静電気や経年によるフレキシブル基板の割れに注意しなければなりません。カメラ修理ですが、気を使うところがちょっと異なっています。
画像は当店のレンズを付けています。
コメント