店主の日記/2015-10-14
カメラ修理・キヤノン デミEE17
キヤノンデミEE17のカメラ修理を承りました。
オーナーは自らカバーを外して確認し、シャッター及び絞りが粘っているようだとのことでしたが、当店へ宅急便で到着し、お預かりしたカメラはどうやらプロ以外の人の手で分解されたもののようでした。
組立はされていますが、シャッターユニットを取り外したようです。しかし、再組立ての際にオートの連動レバーが嵌まっておらず、シャッター連動レバーも同様です。更に露出計メーターの針が通常ではありえない位置に引っかかており、人為的としか思えません。
オーナーにも確認をさせて頂きましたが、気づかれていない様でした。どこかでジャンクを購入されたのでは無いのでしょうか?
当店はこうした分解品と思われるカメラはカメラ修理をお受けしないのですが(どこに問題が潜んでいるかわからないので)、今回はオーナーも気づかれなかった様なので、きっちりカメラ修理させていただくことと致しました。
このデミはハーフサイズカメラの最高峰ではないでしょうか。丸みを帯びたデザインも良いですし、店主も父が買ったものを現役で使っています。
但し、その構造は独特で通称「もなか」と呼ばれる前側外装カバーが上下2分割です。画像は上カバーとトップカバー外した状態です。実はここまでにカメラ修理するのに結構時間がかかってしまいました。シャッターと絞りが正常になったので露出計の調整にかかるところです。
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