店主の日記/2015-10-29
大和光機 パックス35
E.Pマークがついたカメラがカメラ修理を終えました。バルナックライカのデザインを雛形にした大変コンパクトなカメラです。
このカメラメーカーについてはよく知らなかったのですが、オーナーはテレビでおなじみの萩本欽一のお父さんが設立した会社だとおっしゃっていました。こちらでも少し調べたところそのようです。1952年に発売されたカメラでコンパクトさがうけて大好評だったようです。
この個体はシャッターが切れないとのことでお預かりしました。初見ではシャッター羽根の粘りかと思ったのですが、分解確認をするとそうでは無いようでした。動きを観察すること30分、スプリングが外れてブラついているところを発見、更にこのスプリングがどのように掛けられていたのか考えること30分、ようやくシャッターが切れるようになりました。シャッターユニットにはYKK-Dと入っていますが詳細不明です。シンプルな作りです。
更にレンジファインダーの二重像も全く合っていないので調整します。調整はややコツが要ります。何回か調整しているうちにわかってくる感じです。
どんな写真が撮れるのでしょうか?ちょっと興味が湧きました。
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