古いフィルムカメラの修理専門の東京カメラサービス浜松店です。フィルムカメラ初心者にも丁寧な説明します! 静岡県浜松市

店主の日記/2016-07-20

Top / 店主の日記 / 2016-07-20

Tag: カメラ修理 ペンタックス MX

小型軽量ボディのペンタックスMX

画像の説明

ペンタックスの一眼レフはM42ネジマウントからKマウントへの変更を終え、次のオリンパスOM-1始まる小型軽量の販売競争に入りました。Kマウントの対抗機種として1976年に発売されたのがMX、MEの2機種で、MXは布幕横走りシャッターの完全なマニュアル機です。またMEはコパル社の金属幕縦走りシャッターを採用した絞り優先AE専用機です。

MXはこの当時の世界最小、最軽量機のフルマニュアル機で、オリンパスOM-1をかなり意識して開発されたように見えます。やはりOM-1同様にファインダースクリーンも交換が可能です。露出はOM-1のCdS+アナログメーター表示に対し、フォトダイオード+LED表示を採用、ファインダー内にシャッタースピード表示と絞り値の通し窓による表示があり、機能面でも優位になっています。

この個体は20年以上使っていなかったということで、各部点検修理をさせていただきました。またトップカバーのホットシューがガタガタに緩んでいて、この修理も致しました。フラッシュ等をつけて、そのフラッシュをかなり強い力でぶつけたのではないかと思われます。幸い、4本のネジ穴は問題ないようでしたのでカバーの変形を修正し再度ネジ締めをして事なきを得ました。

実は店主もこのところ、出かけるときはこのMXを持ち出します。小型軽量だからだと思いますが。多分そうです。



コメント


認証コード(0245)

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional