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memo/2012-09-14

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Tag: カメラ修理 ペンタックス MG

金属製縦走行式シャッターユニット

カメラ修理・ペンタックスMG

ペンタックスMGの修理を承る。オーナーによると1/3〜半分が何も写っていない状態になるとのこと。恐らくシャッターの動作に異常があるのだと思われる。シャッターユニットを取り出すことになるが、巻上げ機構以外のほとんどをボディから取り外さなくてはならない。しかも電子基板のリード線ハンダ付け箇所もMEより多いのでこれも外すのに時間が掛かる。

画像はシャッターユニットを取り出したところである。遮光材のモルトが加水分解でダメになりベタベタである。このカスがシャッター内に入り込み、シャッター羽根の走行異常を発生させていると思われる。

シャッターはセイコー製で、このような形状のものを「金属製縦走行式シャッター」と言う。電子制御により絞り値からシャッタースピードを制御して最適露出を得る。



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